倉持由香×泉茉里(With成田大致&大内雷電)

9月10日(日)川崎市東扇島東公園特設ステージにて開催される「夏の魔物2017 in KAWASAKI」を記念してTHE 夏の魔物メンバーが出演者のもとを訪れる、毎年恒例「夏の魔物対談」。今回は魔物ガールズを牽引するボーカリスト・泉茉里と、昨年に続きグラドル撮影会で出演、高野政所とのコラボで「グリーンの魔物」のトリを務めることとなった「尻職人」倉持由香の対談が実現。真のエンターテイメントのプロとは何か?その答えがここにある。

取材・文:岡本貴之

―お2人は面識があったんですか?

倉持:ライヴを拝見したことはあったんですけど、ガッツリお話したことはないですね。

茉里:去年の「夏の魔物」に出て頂いたときにご挨拶をさせて頂いたくらいで、お話するのは初めてです。でも、ツイッターをフォローしていて、いつも画像を見ていたり、Abema TVの映像を見て「すげぇ!」って思ってます(笑)。

倉持:あんな尻を出している映像を(笑)ありがとうございます。

茉里:お尻のアングルを毎日欠かさず見ていたので。今日は「あ!ホンモノだ!」っていう感じで緊張してます!

―倉持さんは昨年(2016年)の「夏の魔物」に初出演しましたね。

倉持:かなり、緊張しましたね。まず、ロックフェスのすごいメンバーの中での撮影会っていうのが、全然想像できなくて。うしじまさん(うしじまいい肉)がやっていたのは知っていたんですけど。ライヴの裏かぶりもすごい方々でしたし、「5人くらいしか集まらないんじゃないかな…」って、始まるギリギリまで胃が痛くなっちゃうくらい緊張していたんです。でも、室内のステージに入りきらないくらいの人が集まってくださって、想像以上の盛り上がりで。

茉里:すごかったですよね。去年は涼しかったですけど、あの室内のステージは暑い日は灼熱のサウナ状態ですからね。

倉持:でも、どうやって撮影会をするかとかも何も決まってない状態で、「お任せします!」みたいな感じだったので、どうしたら良いんだろうって思って。ステージがあって、下に観客のみなさんがいらっしゃったんですけど、後ろの人は写メを撮れないよなって思って、とりあえず客席に降りてみなさんの中を練り歩く感じで、そこでみなさんがお尻を撮る感じでした。かなり新鮮な経験でしたね。

―オファーが来たときは細かい要望は言われなかったんですか。

倉持:なかったです(笑)。私は歌ったり踊ったりもできないですけど、ロックフェスは好きだったんですよ。でも、まさか自分が出る側になるとは思ってなかったですし、しかも撮影会って良いのかなって。みんなロックフェスで音楽を楽しみに来ているわけだから誰も尻を撮りに来ないだろうって思っていたので、意外な反響でしたね。

大内:僕も見に行きましたけど、あまりにも人が多すぎて何も見えませんでしたからね。

倉持:温かいフェスですよね?たぶん、他のフェスで撮影会をやったら「ハァ?」ってなると思うんですけど(笑)。「夏の魔物」だからこそ、なんでしょうね。

茉里:「夏の魔物」を見に来てくれる人って、誰を見に来たというよりも全体の空間を楽しみに来た人が多いんだと思います。それぞれのステージでやってることを楽しみに回ってるんですよね。撮影会もできるし音楽も楽しめるし、今年はゲームとかもあって。

倉持:そうですよね。ゲーセン・ミカドさんが入ってるのがビックリしました。ミカドもファミ通もですけど、私はゲーム好きアイドルとしてやってるので、かなり交流の深いところが出るので。ミカドで写真集を撮らせてもらったりもしていますし。「ストⅡ」大会とか始まっちゃうのかな?

茉里:開催までどんどん想像が膨らみますよね(笑)。

倉持:あ、ブンブン丸さんと「バーチャファイター2」で対決ができるって書いてある。すごいですね。「夏の魔物組手」もあるなんて。私は、「夏の魔物」はフジロックとか、がっつりロック好きな人が集まるフェスっていうイメージだったんですけど(笑)。あと、ホタテが美味しかったなあ。ずっと食べてました。今回は川崎で開催ですけど、ホタテはあるんですか?

茉里:あるらしいです。「夏の魔物」イコールホタテ、みたいなイメージがあるみたいなので。青森から直送されるみたいです。

倉持:へえ~楽しみだなあ!でも、バックヤードも「私がいていいんだろうか?」っていう感じでしたね。みなさん「以前の対バン、ありがとうございました!」っていう感じの会話をしている中で、私は誰も面識がないぞっていう状態で。去年ご挨拶したのって、私がファンでライヴに行っていたCreepy Nuts(R-指定&DJ松永)のお2人だけでしたから。あとはもうコミュ障すぎて、ひたすらホタテを食べてました(笑)。

茉里:(笑)。でも、たぶんみんな「倉持さんだ!」って思いつつ挨拶できずにいたと思います。私もその1人でした(照)。

倉持:いやいやそんな。今回は、ブンブンさんとかミカドさんとかいるので、会話ができます。(吉田)豪さんもいるし。

茉里:私たちも初の川崎開催で、みんなが初めての状態で臨むので、始まってみるまで想像できない部分もあります(笑)。

倉持:すごいフェスだなあ(笑)。あとは、いつもグラビア撮影会をするときは、ビキニにハイヒールとかなんですけど、ロックフェスなのでせっかくだからちょっと変わったロックっぽいファッションをどうしようかっていうのは考えてますね。

茉里:やっぱりファッションも場所場所で考えているんですね。

倉持:せっかくだからまた水着をメルカリでポチろうかなって。

茉里:メルカリで買うんですか(笑)。水着を選ぶときのこだわりとかってあるんですか?

倉持:やっぱり、私はお尻が売りなので、お尻がどう綺麗に見えるかっていう水着を選びますね。なるべく小さい水着を選んだ方がお尻が大きく見えるし、大きい水着を選ぶと逆にスタイルが悪く見えちゃうんですよ。一般的な方が買う水着って、腰の部分がちょっと太かったりハイウェストが流行ったりするんですけど、あれってグラドル目線で言うと、ちょっとスタイルが悪く見えるんですよね。腰ひもはなるべく低い方が、ウェストのくびれが見えるというか。細く見えるんです。

茉里:へぇ~!そういうのがあるんですね。水着を全然着ないので、水着選び自体をあんまり経験したことがないんですよ。

倉持:プールも海も今年行かなかったですか?

茉里:この前、初めてナイトプールに行きました。

倉持:おぉ~リア充!!

茉里:(笑)。ナイトプールが流行り過ぎてて、「どんなもんや!?」と思って。実際に行ってみると、リア充の気持ちがわかって楽しめちゃうんじゃないかと思って行ってみたんですけど。いやぁ~もう、水着は泳ぐためじゃなくて撮るためのものなんだなって思いました。でも、なんか私は泳いじゃったんですよ。でもよく見たら、みんな濡れてないんですよね(笑)。

倉持:あはははは!すごいなあ。私ナイトプールなんて行ったことないですもん。完全に陰キャラなんで。

茉里:みんな、この日のために水着を選んできてるんだなあって感じましたね。

倉持:普通の方は、そんなに何着も必要じゃないので、2万円くらいの水着を買ってると思うんですけど、グラドルは水着が商売道具なんで。

茉里:何着ぐらい持ってるんですか?

倉持:今は100着くらい。

茉里:えぇ~~!?

倉持:でも私は1着2万のものとかは買えないので、メルカリでポチってます(笑)。誰かが着た水着をポチり、自分で着てさらに後輩のグラドルに回したりとか、みんなで使いまわししないと、破産しちゃうので。

茉里:そうなんですか!?お気に入りの水着ってどんなものなんですか?

倉持:競泳水着がお気に入りですね。背中がガッツリ開いてたりとかハイレグだったりとか。競泳水着って真ん中が縫い目になってるので、お尻が綺麗に見えるんですよ。競泳水着はメーカーのものだとやっぱり2万円くらいはするんですけど。グラドルたちはみんな、少ないお給料をすべて水着に使ってると思います。

―プロに徹している人が多いんですね。

倉持:そうですね。おっぱいの大きさもみんなそれぞれ違うし、自分の体に一番合う水着を選ばないと、体が良く見えないので。グラドルはみんな水着選びには命を懸けてると思います。

茉里:すごい…、やはりプロですね。

―茉里ちゃんもプロとしてのこだわりはどんなものがあります?

茉里:私は「やり始めるとできる」みたいなところがあるんですよ。運動だったり歌とかやってみたら、「別に下手ではない」みたいな(笑)。でも自信を持って「これ!」って言えるものを持っていないのが私はずっとコンプレックスで…。だから、倉持さんみたいにこれだ!っていう自分の武器みたいなものを、生きてきた中でずっと持ってなくて。今はそれを探している途中なんですよ。

倉持:でもなんでもできるっていう方が良いと思うけどなあ。

茉里:例えば、中学校のときは陸上部だったんですけど、府の大会まで行けてもその次までは行けないとか。歌を始めた時も、でもまだ「これだ!」って言えるほど自信を持ってなくて。早く「歌が自分の武器です」って言えるくらいになりたいなって。

倉持:でももう、プロとして活動されているから。

茉里:でも自分に自信が持てなくて…。

倉持:けっこうネガティヴ寄りなんですか?

茉里:そうですね。だから、倉持さんみたいに自分というものをしっかり自信を持って出したいなって。

倉持:でも、私もお尻に自信があるわけじゃないんですよ。お尻しかなかったというか。グラドル界って、おっぱいが大きくてかわいい子がたくさんうごめいている中で、それでも売れてる子は一握りだし、雑誌の表紙もここ最近はグループアイドルさんが飾ることが多くて、グラドルが全然出れなかったんですよ。その中で戦うにはどうしたら良いんだろうって考えた結果、「私にはこのデカい尻があるな」って。最初はコンプレックスで隠してたんですけど、カメラマンさんに「もっちー、そのデカい尻を武器にしよう」って言われたことで、武器にし始めたら良い感じになってきたんです。今も自分のお尻が好きかって言われたらそんなに好きじゃなかったりするんですけど、自信を持って「尻職人です」って言っていくことが大事だなって思ったので。

茉里:「尻職人」ってすごくインパクトあるじゃないですか?その言葉だけで記憶に残るっていうか、存在が見えるというか。「尻職人」っていう言葉を考えたきっかけってあったんですか?

倉持:とにかくおっぱい大きい子がたくさんいて、「どうしよう、どうしたら目立てるんだろう?」って考えたときに、お尻の写真を毎日乗せてたんですよ。タイムラインを私の尻で埋め尽くしてやろうっていうくらい5分に1回くらいひたすらツイッターに載せていて。そうしたら、3ヶ月くらいでフォロワーが3,000人から10,000人に増えて。それで、「私はタイムラインに尻を届ける尻職人なんじゃないか?」と思って、「尻職人の朝は早い」って呟いたら、それがちょっと受けてフォロワーが30,000人に増えて、「グラドル自画撮り部」を始めて、今は27万人になったんです。

茉里:続けることもすごいですけど、自分のコンプレックスをさらけ出せるところもすごいなあって思います。

―倉持さんは以前、ブログでファン対応についての考え方を綴って話題になりましたよね。改めてプロとしての考えを教えてもらえますか?

倉持:プライベートの時に、ファンの方が「写メとサインをお願いします」って色紙を持って来たことがあって。でも一般の方もめちゃくちゃ多い場所でサインも写メも迷惑になるからできないですし、普段はDVDを買って頂いた方に特典でサインを書いているので、ここで無料できません、握手もお話もできますけどっていう対応をしたことを、ブログに書いたんですよね。それは、その断った人が「見損ないました、もうファンやめます!」みたいなことをリプライで送ってきたことに対して書いたんですけど。「もっと思いやりのある人だと思ったのに、神対応してくれると思ったのに見損ないました、もう応援しません!」って言われて。そのときは「神対応」って何だろう?って考えました。「新しいファンを増やすために神対応した方が良い」とか「そんなんだから新しいファンが増えないんだ」とか批判もありましたが、でも、それでファンを増やすよりは、今現場に来ている方を大切にしたいなっていう気持ちがあるので。

茉里:う~ん、なるほど。

倉持:自分のやりたいことがブレると本末転倒になっちゃうので、やりたいことは貫いて、それでついてきてくれる人が本当にファンだと思うし、自分のやりたいことを貫き通す意志力が大事だと思います。

―では今年の「夏の魔物」について聞かせてください。

倉持:私が出る「グリーンの魔物」は野外ですか?

成田:そうです、夜の野外です。ちなみに、今年は屋内のステージはありません。

茉里:夜にグラビア撮影会をすることってあるんですか?

倉持:いや、ないですね(笑)。基本は太陽光で、スタジオでも自然光で照明も入れることが多いですから。野外で夜の撮影会は初めてですね。でも楽しみだなあ。

成田:今回は、俺のリクエストで倉持さんには、高野政所さんとのコラボステージをお願いしています。

倉持:どんな感じになるんですか?

成田:政所さんがファンコットでアゲる感じと倉持さんのいるだけでアガる感じがリンクしたら、すごいケミストリーが起こるんじゃないかなと思って。

倉持:なるほど、楽しみだなあ。

成田:それと、今年のコンセプトはすべてのステージのトリを全部女性にしたんですよ。倉持さんには、「グリーンの魔物」のトリを務めてもらいます。

倉持:ありがとうございます!嬉しいです。

―高野政所さんとは打ち合わせしているんですか?

倉持:いや、してないです。お会いしたこともないんです(笑)。

成田:俺が一方的に両者にお願いしました。「ファンコット×尻のセッションお願いしますッッッ!!!」って。

倉持:グラビアとDJのセッション!?でもこれが上手くいったら流行るかもしれないですね。DJ付き撮影会。

茉里:この日、伝説が生まれるかもしれないですね。

―トリということで、他の出演者を観る時間も取れそうですか?

倉持:じつは当日、18時くらいまでアキバのイベントがあって。急いで向かう感じなんですよ。

成田:ぜひフィナーレも出てください!!出演者のみなさんお客さんで1つの大きなクライマックスを迎えられたら。

倉持:本当ですか?嬉しい!あとは自分のステージが終わったら急いで大森靖子さんのステージを観に行きます。

―茉里ちゃんは初の関東開催となる今年、どんなライヴを見せたいですか?

茉里:素敵な出演者さんが揃ってますし、盛り上がることは間違いないと思っているので。そこにちゃんとTHE 夏の魔物として、フェスの中でも他の出演者に負けないライヴをしたいと思いますし、たくさんステージがある中でわざわざ観に来てくれたお客さんにはしっかり記憶に残るライヴをしたいと思ってます。自信を持ってパフォーマンスしなきゃなって。

―今日は倉持さんと対談してみていかがでしたか?

茉里:もう、めちゃくちゃ学ぶことができました。自分が今気になっている点とかをズバズバ言って頂いて、滝に打たれてる感じでした(笑)。今抱えているものとか、すべて真ん中を突かれたというか。やってることは違えど、共通することが多いなあって認識できました。みんなやっぱり色々あるんだなって(笑)。

倉持:そうそう、みんなね!みんな悩む(笑)!

茉里:出ている場所、観ているお客さんは違えど、みんな同じところで戦ってるんだなっていうのが聞けて、今日は嬉しかったです。こういう熱い気持ちをもった出演者のみなさんと「夏の魔物」で同じ舞台に立てるっていうのは、頑張りたいって思いますね。

倉持:アーティストにしろグラドルにしろ、色んなことで悩んだり模索しているから。がんばっていきましょう!

茉里:自分に自信を持って、挑戦し続けたいです。「夏の魔物」でもよろしくお願いします!